2013年6月2日日曜日

食品添加物 阿部司さんの講演会DVD



阿部司さんはご存知の方も多いと思いますが元食品添加物のセールスマンで「安い、便利、日持ちがする、味が濃い、見た目がいい」食事を提供することで、工場にとってもお店にとっても主婦にとってもいいことばかりということで経済に貢献してきた方です。

ある日阿部さんの娘さんの誕生日に自分が開発したミートボールが食卓にでて、
子供達が「美味しい、美味しい」と食べているのをみて
そのミートボールの素材がどういうものか、添加物がどれだけ入っているを知っている阿部さんははっとしてしまうわけです。

「このミートボールは自分の子供達には食べさせたくない。子供に食べさせたくないような食品を自分は作っていたんだ。」と。

それで食品添加物のセールスマンとしての仕事を辞めて
今は色んな所で上のような講演会をして、
消費者が理解をした上で選択できるようにと添加物の情報を公開しています。

このDVDで(上の動画はDVDの一部です)印象的だったのは
いかに消費者が矛盾した考えを持っているかということです。

安くて便利で美味しいコンビニ弁当は欲しい、
でもその中に入っている添加物は欲しくない

添加物を使わない生活はそれなりの労力と時間、お金がかかる。
そういう生活はしたくない。でも添加物は使わないで安くて便利な商品を作ってくれというとてもワガママな消費者がほとんどだということです。

添加物を摂るなと言っているわけではない。
でも添加物を摂る時に自分が何を今優先にし、何を犠牲にしているのか
しっかりわかった上で選択して欲しいということです。

このDVDを見ながら
「西洋医学と自然療法もこんな感じだ」と思っていました。

日本では病気になったらすぐに病院に行って、薬をもらって、症状を一時的に抑えて、ほっと一安心となる方が多いと思います。(しかも保険が使えるので安い!)

自然療法を選ぶと、治るのに時間かかるし、お母さんは看病につきっきり、子供ははな垂れてみっともない。

でも薬は一時的に症状を抑えているわけで、根本的な治療にはなっていないので
今の瞬間は良くなってみえたとしても、そのうちツケが必ずまわってきます。
(コンビニ弁当を食べて、お腹を満たしたつもりでいるけれども、栄養は摂れていない、添加物は沢山。そのうち体の調子が悪くなるのも無理はないという感じですね。)

自然療法だと、子供がはな垂れていたり、熱を出してうなっている間は、皆つらいけれども、お母さんがマッサージして愛情たっぷりの看病をしている間にちゃんと免疫をつけてどんどん丈夫な体を作っているわけです。

私も医療の裏側を知っている(?)人間として、
病院から出される薬を選ぶ時、何を優先にして、何を犠牲にしているか
しっかりわかった上で選択して欲しいと思っています。
(薬の副作用きちんと読んでみて下さい。)

添加物に関して私たちが知らないが上に安易にコンビニ弁当を買っていたかもしれないように、処方される薬に関して私たちは知らなすぎるかもしれない。そう感じました。

ちなみに阿部さんの本もお勧めです。

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